Living alone~不妊治療からの双子妊娠ブログ~

結婚&妊活2年目、30代前半の主婦です。主人の仕事が出張が多く、年に4回ほどしか帰って来れない状況です。タイミング法と人工授精(4回)、体外受精(3回)を試みて、現在双子を妊娠中です。妊活から現在に至るまでの経緯や心境を綴っていきたいと思います。

妊娠判定

今日2回目の体外受精の妊娠再判定日でした。

 

今回の体外受精胚盤胞で移植しました。

前回は分割胚移植で唯一良いランクの卵だったのでかなり期待したのですが、結果は陰性で終わりました。

 

色々調べてみると、胚盤胞移植の方が妊娠率が高いとのことだったのですが、2回目の移植の卵のランクはあまり良くないと言われたので期待はしないようにしていました。期待してしまった分ダメだった時のショックが大きいからですね。とはいえ、やっぱり期待してしまうものです...。

 

そしていよいよ妊娠判定!

結果は...なんと陽性!!

 

「陽性反応が出ていますね。」

 

と先生からサラッと言われ時には一瞬頭がフリーズしてしまいました。人生初の陽性、一気に喜びが込み上げてきました。

しかしその喜びもつかの間、先生から次の言葉が。

 

「...ただね、hcgの値が低いんだよね。」

 

「エイチシージー?」

 

またもや私の中で新しい単語が入ってきたので目が点になりました。

今回妊娠判定では尿検査によるhcgの値で測定しました。

その日が4w1dだったので、通常であれば最低50ないといけないらしいんです。

それが私の場合22.2とのこと。

一気に不安が頭をよぎります。

先生からは「尿が薄い可能性もあるから値が低いのかもしれない」と言われました。

 

ただ、私には1つずっと心に引っかかっていることがありました。

それは移植して3日目から茶色いおりものが毎日少しずつ出ていたことでした。

内診してもらった結果

 

「出血しているから流産するかもしれない」

 

と言われました。天国から一気に地獄に突き落とされました。不安で胸が押しつぶされそうになります。

 

病院からは内服薬と膣剤をもらい、くれぐれも安静に過ごすよう言われました。そして一週間後に再判定をするこことなりました。

 

それから1週間、毎日何度もネットで不安ワードを検索する日々が始まりました。「hcg低い」「茶おり」「妊娠初期症状」「流産」...などなどです。

ネットの溢れんばかりの情報に一喜一憂していました。

それと同時に病院から貰った出産予定日”9月30日”と書かれた紙を眺めながら、必死にしがみついてくれているであろう赤ちゃんに話しかけていました。

 

「ママのところに来てくれてありがとう」

「がんばれ!ママも頑張るからね!」

 

不安の方が大きかったですが、初めての着床でとても幸せな気持ちでした。

 

そして、ついに再判定の今日、不安と期待でこの日を迎えました。

尿検査の結果を待っている間に内診がありました。

今日は5w1dなので、胎嚢が見える頃です。

手に汗握りながらエコーの画像を必死に見ていました。

 

「胎嚢まだ見えませんね〜」

 

残念ながら胎嚢は確認できなかったとのこと。

私の目からも胎嚢らしきものは見えませんでした。

ただ、まだこの時期であれば見えないこともあるそうで、先生の励ましで少しほっとしました。

 

そしてついに尿検査の結果が...

 

「hcgが3.6に下がっていますね。残念ながら化学流産と思われます。」

 

先生の言葉を何度も反芻させながら状況を必死に理解しようとしました。

それから先生は次の移植について話をしてくれましたが、全く話が頭に入ってこず、私は潤んだ目から涙がこぼれないように必死に食いしばりました。

 

その後、待合室で会計を待つ間も必死に涙をこらえて、出張中の主人に結果をLINEを送りました。

 

それから病院を出て、駐車場の車の中に入った瞬間、今まで必死に堪えていた涙が大粒となって溢れだしました。

ダメかもしれないという覚悟はしていたものの、現実を突きつけられると悲しみが一気に押し寄せました。

 

「赤ちゃんごめんね...産んであげられなくてごめんね...」

 

顔をクシャクシャにして、嗚咽しながら声を出して泣きました。こんなに泣いたのは子供の頃以来でした。涙で前が見えずらかったですが、泣きながらハンドルを握り、何とか家まで帰りつきました。

今日こんなに泣きながら運転してるのは私くらいだろうな。

 

それから主人に改めて電話で結果を報告しました。

 

「残念だったね。また一緒に頑張ろうね」

「辛い時一緒にいてあげられなくてごめんね」

 

と私を必死に励ましてくれる主人。

 

私は心の中でいつも主人に対して申し訳ないと思っています。

不妊の原因は私にあって、私なんかと結婚しなければこんな苦労もしなかったのにと...。毎回生理でリセットする度に「ごめんね」と主人に言ってしまう自分がいます。

 

あとから聞いた話、初めて陽性反応が出た時も、今回のことも主人は1人で隠れて泣いてくれていたそうです。私のために妊活や治療についてもたくさん調べてくれて、治療も積極的に取り組んでくれました。自分も辛いだろうに、私の前では涙を見せずに必死に励ましてくれました。こんな時も面白いことを言って、私を笑顔にしようとしてくれました。

 

「この人と結婚して本当によかった」

「この人の子どもを絶対産みたい」

 

改めてそう思い、また気持ちを切り替えて頑張ろうと思う今日でした。

涙を拭いて、次また頑張りたいと思います!

 

 

 

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